Special interview
求職者の方へ 「‐人材不足が確実な今だからこそ‐」
株式会社 大建 ロゴ

総人口に対する生産年齢人口の割合では、1995年の69.8%から減少に転じ、2065年には51.4%にもなる見込みと予測されており、業種・業界を問わず、深刻な人手不足、働き手の高齢化が問題視されている。

そんな中、順調に業績を伸ばし続け、大きく成長を遂げている「株式会社 大建」。
本日はそんな同社にお伺いし、社員様に成長の秘訣をお伺いした。

まず初めに、御社 大建では土木・建築・解体業を営んでおられるとの事ですが-

はい。仰る通りです。当社では土木・建築・解体、それぞれで様々な作業に幅広く対応しています。
住宅(木造一般家屋)に限らず、学校や体育館などの公共建築物。もちろん鉄筋コンクリートなどの建築物にも対応可能で、それぞれの工事に応じた必要スキルを有している会社となります。


なるほどですね。その中でも特に主力の事業と言いますと-

主力事業という意味では解体業となります。それ以外との比率で言えば7:3くらいでしょうか。


有難うございます。順調に業績を伸ばしていらっしゃるとの事ですが、その秘訣は-

何と言いましても職人の質です。これにつきます。当社の職人はやはり腕が違いますね。仕上がりの綺麗さやスピード、こういった部分に圧倒的に差が出てきます。

当社ではお客様と同様に、現場で汗を流してくれている職人たちも同様に大切にしています。解体業というものは、その仕上がりで結果の良し悪しが見た目に現れます。クオリティの高い作業を行ってくれる当社の職人たちは本当に「宝」と言って差支えがありません。

当社では頂戴しているお仕事のほぼ全て、99%くらいは紹介でいただいています。
それだけの仕事を紹介で頂戴できるのも、現場でしっかりと働いてくれている職人たちがあってのものです。

お客様が大切であることは当然ですが、同様に職人たちも大切にしていきたい。お客様、職人、当社。この3者が綺麗な正三角形のような形で、互いに尊重し合える関係を構築する事が理想です。


お仕事のほぼ全てを紹介で賄われているというのは素晴らしいですね。職人の質が高いとの事ですが、何か心がけている事は-

職人の育成には大きく力を入れています。新任教育、送出し教育はもちろんのこと、安全上の注意事項や、礼儀的(人間的)な部分も含め、しっかりと教育をしていくという事を大切にしています。
些細な事ではありますが、「挨拶をしっかり行う」だとか、「作業終了後はしっかりと片付けを行う」であったりとか。
技術的な部分だけでなく、そういった人間性を高めていくことにも注力しています。

やはり「育成する」という事を一番に心がけていますね。
人口の推移や、年齢の比率を考えますと、将来的には間違いなく職人の数は少なくなり、高齢化していきます。待っていても減っていく一方なのであれば、会社をあげて職人を育て、質の高い職人をしっかりと確保していこう、と。
そういった意味では若手の育成は重要課題となります。


なるほどですね。勝手なイメージですが、若手の育成にはご苦労もおありではないかと思いますが-

もちろん苦労はあります。特にこの業界では「技術は見て盗め」という固定観念も根強いかもしれません。
しかし、見て盗むということには限界があります。やはり、しっかりと教えてあげない事には人は育ちません。当社ではおよそ3カ月から6か月ほどはベテランの職人が若手につき、しっかりと教育していく期間としていますが、このベテランの職人には「教えるのが上手い」という方を厳選しております。
若手の育成は重要課題ですが、このように、若手の育成にはベテランの職人が欠かせません。ですから、若手もベテランも同様に大切です。会社として、しっかりと守り、育てていきたいですね。


ベテランの職人さん、若手の職人さん、それぞれがしっかりとした役割をもって仕事に臨んでいらっしゃるのですね-

はい。後進の育成、技術の継承。それを行ってくれるベテランの職人たちは何物にも代えがたいものです。
そして、当社の若手の職人たちも順調に育っていってくれている事を実感しています。先ほども申し上げたように、解体業は仕上げの見た目に成長が現れますから。目に見える形で成長を実感する事ができるとやはり嬉しいですね。

技術は見て盗むものではなく、しっかりと教え継承していくものだ。そういった考え方が企業風土として当社に根付いているというのは本当に有難い事です。


それは素晴らしいですね。最後になりますが、職人を目指す求職者の方に、何かメッセージはありますか-

求職者の方には「とにかくうちに来てくれ!」と伝えたいですね。笑
当社では社員寮も完備しており、食事の支給もあります。専属の調理スタッフを抱え、中央市場で仕入れた食材をお腹いっぱいに食べてもらってます。
現場仕事は身体が資本ですから、仕事に専念してもらえる環境は、当社が責任を持って提供します。
また、道具も支給します。「裸一貫」という言葉がありますが、本当に身ひとつで当社に来てもらって構いません。しっかりと迎え入れます。

申し上げたように育成には力を入れており、自信もあります。なので、経験の有無も問いません。しっかりと一人前の職人に育てます。
しっかりと人材を確保し、守り、育てていく。それがお客様に貢献する事にも繋がり、業界への貢献にも繋がります。

是非とも当社と一緒に、成長し、歩んでいきましょう。


力強いお言葉、有難うございます。本日はお時間をいただき有難うございました。

インタビュー後記

インタビュー中、ちょうど仕込みに訪れた調理スタッフの方が仕事を初められるタイミングだった。まもなく漂ってくる良い匂い。大建では「とにかくお腹はいっぱいに」という事をモットーとしているそうだ。

職人を大切にする。育成に力を入れる。それを公言している会社は多いが、それを実際に体現している会社は意外と少ない。
言葉通りに職人の方々を大切にしている様子を拝見すると「やはり成長していく会社はこうなのだ」と改めて実感する。
それはインタビュー中の社員様からにじむ自信。力強い言葉。そういったものからも感じることができた。

お互いを尊重し合える正三角形のような関係が理想との事だったが、私にはすでにそういった関係性を構築しているようにさえ思えた。

これから職人を目指していかれる方、仕事を求めておられる方は、是非とも株式会社大建に注目してみて欲しい。